バルチュス 2014 BALTHUS 2014

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味わい

無名の地をぶどう造りに適した土地へ作り変えてしまった革命的蔵元レイニャックが4haの区画から僅かのみ造る最高峰ワイン。当初家族のために造ったワインでしたが、少しだけならと譲ってくださいました。舌に触れた瞬間に圧倒的な旨みを感じる濃厚赤ワインです。

スタッフブログ

▼2021.07.05 広尾店の奇跡
▼2021.03.06 プレミアムワインですが、実はコストパフォーマンスが一番高いかもしれません･･･

蔵直®ストーリー

伝説のワイン漫画「神の雫」にも登場！「シャトー・ド・レイニャック」
漫画「神の雫」21巻に登場する「レイニャック キュヴェ・スペシャル 赤」。
『力強いのに優しい。筋肉質なのに表情は笑顔だ。』というコメントのとおり、力強く凝縮感にありながらも、エレガントさが魅力の１本です。
その味わいは、「花嫁を待つ、花婿のようなワイン」として紹介いただき、印象に残っている方も多いのではないでしょうか！？

「ボルドーの革命者」イブ・ヴァテロ氏との出会い
ボルドーに面白いワインがあると知人から聞き、シャトー・ド・レイニャックを尋ねたのは、25年前。
全財産を投資して、レイニャックを始めたオーナーであり実業家のイヴ・ヴァテロ氏に出会いました。
「グラン・ヴァンに負けないボルドーワインを造る！」
「産地にこだわらず、最高のテロワール（土壌）で、今までの常識を打ち破るワインを造る！」
そんな鼻息の荒いヴァテロ氏に、最初は正直好感を持てませんでした。

話をきいてみると、徹底した土壌調査の結果、ボルドーの中ではまったくの無名な地域に、あのシャトー・マルゴーやペトリュスに酷似した土壌を発見したそう。

その土地で、5大シャトー並みに徹底的に収穫量を減らすなどして、グランヴァン以上の濃厚なぶどう栽培を実現していました。

そのこだわりは、よいマイクロクライメイト※を作り出すために、自分の敷地の中に広大な湖まで掘ってしまうほど！
※局地的な気候のこと。川、丘、森林、地形などにより各所気候や土壌の状態に違いが出て、その区画のブドウの生育に影響を与える。

また、「長く熟成しなければ美味しくないボルドーワイン」というイメージを覆すため、熟成中に樽をまわす醸造技術「オクソラインシステム」を採用して品質へのこだわりを見せます。その徹底したビジネスマンっぷりには目を見張るものがありました！

裏には、あえて“シャトー”をワイン名から取ったラベルなどは、古いボルドーの伝統を重んじる方々からのバッシング・批判があったそうですが、ただただ美味しいワインをつくりたいという想いを貫き実現するヴァテロさんに脱帽せざるを得ませんでした。
まさに、常識・伝統にとらわれない「革命者」ですよね！

数万円のワインと誰もが間違えた！ボルドー5大シャトーを凌ぐ味わい
初めてシャトー・ド・レイニャックを訪れた際には、ボルドーの街でたまたま会った日本の有名ソムリエの方も一緒に訪問。
皆でブラインドテイスティングをしたところ、なんと、誰もがレイニャックとボルドー数万円の高級ワインとを間違えるほどのレベルの高さ！しかも、そのレベルのワインの1／10という価格！！すぐに輸入を決断しました。

その後、レイニャックは2004年に開催された、「インターナショナル・ワイン＆スピリッツ・フェア」のブラインドテイスティングで、5大シャトーや他有名シャトーに圧勝してボルドーワインのトップとなり、世界中から注目のワインとなりました。

腹を割って意見交換する中で真のパートナーへ
とはいうものの、ヴァテロ氏とはずいぶん喧嘩もしました。しかし、それも信頼関係があるからこそ。
お互いの意見を交わし合い、最高の環境をつくりあげる。お客様の求めるワインをお届けするためには、欠かせない儀式のようなものでした。

そんな時に潤滑油になって橋渡しをしてくださったのが、奥様のステファニーさん。
ステファニーさんの笑顔で心遣いある対応で、家族ぐるみの付き合いとなり、今では、シャトー・ド・レイニャックの中でも、特にこだわった樽をヴィノスのために選んでもらうなど、時間をかけて良きパートナーとなっています。

レイニャックが造る最高峰ワイン
レイニャックが造る最高峰ワインがこのバルチュス。
ヴァテロ氏の息子さん、バルタザールさんの名前をもとにつけられた、家族のためのワインです。
わずか4ヘクタールの特別な区画のメルロを使用した、濃縮した果実味、かつ深みのある複雑な味わいをどうぞお楽しみください。